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葬儀後の流れについて2025.03.11
はじめに
葬儀が終わった後も、遺族にはさまざまな手続きや対応が求められます。故人を偲びながらも、必要な手続きをスムーズに進めることが大切です。本記事では、葬儀後に行うべき主な流れを詳しく解説します。
1. 火葬後の手続き
葬儀後、火葬が終わると遺骨が遺族に渡されます。火葬場では「火葬許可証」に火葬済みの証明がなされ、「埋葬許可証」が発行されます。この書類は後の納骨手続きに必要となるため、大切に保管しておきましょう。
2. 初七日法要の準備
日本では、亡くなった日を含めて七日目に「初七日(しょなのか)」の法要を行うのが一般的ですが、近年では、参列者の負担を減らすために葬儀当日に初七日法要をまとめて行うことが多くなっています。法要では、僧侶による読経とともに遺族が故人を偲ぶ時間を持ちます。
3. 役所への届出と公的手続き
葬儀後には、市区町村役所への各種届出が必要です。
- 死亡届の提出(通常は葬儀社が代行)
- 世帯主変更届(同居していた場合)
- 健康保険・年金の手続き(国民健康保険・厚生年金など)
- 住民票の抹消届(該当する場合)
また、年金受給者の場合は「年金受給停止手続き」、後期高齢者医療制度を利用していた場合は「資格喪失届」なども必要になります。
4. 遺品整理と形見分け
故人の遺品を整理し、形見分けを行うことも重要な作業のひとつです。遺品整理は、四十九日法要が終わった後に行うのが一般的ですが、遺族の状況に応じて進めていきます。
- 重要な書類の確認(通帳、遺言書、保険証券など)
- 衣類や家具などの整理
- 形見分けの準備(親族や親しい友人への分配)
必要に応じて遺品整理業者を利用することも選択肢の一つです。
5. 香典返しの準備
葬儀の際に受け取った香典に対するお礼として「香典返し」を準備します。近年では、「即日返し」として葬儀当日に返礼品を渡すことが一般的になっています。
- 香典返しの相場:受け取った金額の半額~三分の一程度
- よく選ばれる品物:調味料、即席スープ、菓子類、カタログギフトなど
- 挨拶状の同封:感謝の気持ちを伝えるための礼状を添える
以前はお茶が主流でしたが、近年では実用的な食品類が選ばれる傾向にあります。
葬儀当日に返せなかった場合は、四十九日法要が終わった後に送ることもあります。
6. 四十九日法要と納骨
四十九日法要は、故人の魂が成仏し、極楽浄土へ向かうとされる重要な法要です。この法要を節目として、お墓や納骨堂への納骨を行うことが一般的です。
- お寺・僧侶の手配
- 法要の準備(会場、お供え物、参列者の招待)
- 納骨の手続き(お墓の管理者への連絡)
- 位牌の準備(仮位牌から本位牌へ変更)
通常、葬儀の際に「白木位牌(仮位牌)」が用意されますが、四十九日法要(七七日忌)までに本位牌へと変えるのが一般的です。本位牌は漆塗りや金箔仕上げのものが多く、仏壇に安置されます。
お墓がない場合は、新しく建立するか、永代供養や納骨堂への納骨を検討することになります。
7. 新盆(初盆)の準備
故人が亡くなって初めて迎えるお盆を「新盆(にいぼん・しんぼん)」または「初盆(はつぼん)」と呼びます。新盆では、特別な供養を行い、故人の霊を迎えます。
- 新盆の時期:亡くなった翌年の7月または8月(地域による)
- 準備するもの:白提灯、祭壇、お供え物(果物・菓子・精進料理など)
- お寺への依頼:僧侶を招き、読経をお願いする
- 親族・友人の招待:供養のための法要や会食を実施する場合も
新盆は、故人を偲び供養する大切な機会となるため、一周忌までの間に準備を進めましょう。
8. 相続手続きと遺産分割
故人が残した財産の相続手続きも重要です。相続手続きには期限があり、原則として3か月以内に相続放棄または限定承認の申請を行う必要があります。
主な手続きは以下の通りです。
- 遺言書の確認(公正証書遺言がある場合は家庭裁判所の検認が不要)
- 相続人の確定(戸籍謄本などを確認)
- 財産調査(預貯金、不動産、株式など)
- 遺産分割協議書の作成(相続人全員の同意が必要)
遺産分割に関しては、トラブルを避けるために弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。
9. 一周忌・三回忌法要の準備
葬儀後の節目として、一周忌(亡くなって1年後)や三回忌(亡くなって2年後)には法要を行うことが一般的です。
- 法要の準備(お寺や会場の手配)
- 供養の方法(墓参り、会食、供物の準備)
- 案内状の送付(親族や故人と親しい人へ)
近年では、家族のみで静かに供養する「家族葬形式」や、オンライン法要なども増えています。
まとめ
葬儀後の手続きは多岐にわたり、計画的に進めることが求められます。役所の届出、法要の準備、香典返し、相続手続きなど、それぞれのステップを把握し、適切に対応することが大切です。遺族が安心して故人を偲べるよう、事前に準備を整え、円滑に進めることを心掛けましょう。